透析治療とは

透析治療の特徴

透析治療とは

腎臓の機能が低下し,そのままでは生命を保てなくなる場合に、血液をきれいに する治療方法です。その治療方法にはいくつかの種類があります。当院では以下の血液浄化療法を用いて治療に取り組んでいます。

当院で行える血液浄化療法

血液浄化療法

①血液透析(HD)

人工腎臓と呼ばれる半透膜の集合管(ダイアライザーに血液を通して、老廃物保素窒素やクレアチニンなど),余分な水•カリウムやリンを取り除き、きれいになった血液を再び体内に戻します。患者さん個々で違いますが、治療時間は、毎回3~5時間で週に2~3回行います。人工腎臓は、継続して動いてる腎臓の代わりとして、短時間に血液内の物質移動を起きるため、稀に頭痛や気分不快、血圧低下などの症状が出る場合があります。

②血液ろ過(HF)

心臓の状態などにより血液透析では、血圧変動が大きく治療の継続が困難な場合は、比較的に大きな毒素も通過できる穴の大きい人工腎臓を使用し、血液中の毒素が多く含まれた水を取り除き代わりにきれいな水と入れ替えて血液透析に比べ比較的マイルドに血液の状態を正常に近づけるため安定した治療となります。しかし最低でも患者さん個々の体重から算出される体液量の40%程度の水の入れ替えが必要なため様々な条件変化から時間が透析に比べて長くなる場合があります。また毒素の除去に関してもHDに比べてやや劣ります。

③血液ろ過透析(HDF)

血液ろ過では、毒素の除去などが十分でない場合、血液透析と血液ろ過を同時に行うことで、毒素除去効率を上げることができます。置換液も少なくできるため治療時間は透析同様です。また 透析の長期化に伴い様々な合併症を有する患者さんには、多量の置換液を使用して原因物質を取り除く治療をすることです。

④ECUM

身体に溜まっている水を大量に除去したい時に使用します。
腎臓に近い方法なので血圧変化はほとんどありますが、毒素の除去はほとんどできないことが特徴です。

⑤ON-LINE HDF

ON-LINE HDFでは日本透析医学会ガイドラインに則り清浄化された透析液を使用することによって大量に置換することができるようになりました。当院では最新の医療機器を使ってON-LINE HDFを行っております。アミロイドなどによる合併症やイライラ、ムズムズ、症状のレスレスレッグ症候群などの症状が強い患者さんには40L~50Lの大量置換HDFを行います。
また、現在症状のない患者さんにも今後合併症リスクを減らす目的で少量置換のHDFを施行しています。また、心疾患、脳血管疾患を合併している患者様、悪性腫瘍の治療を行っている患者様などにも対応しております。

⑥腹膜透析(CAPD)

腹膜透析とは自宅で行う透析療法の一つです。お腹の中に透析液を入れて腹膜を利用して血液をきれいにする血液浄化療法です。ご自身または家族の方によるバック交換が1日に数回あります。

当院では在宅診療と連携し腎臓内科専門医が管理いたします。

⑦在宅血液透析(HHD)

在宅血液透析とは透析機器を自宅に設置し医師の管理及び、医療スタッフの指導のもと患者様自身が血液透析を行う療法です。メリットとして透析回数や時間に制約がないため十分な透析量を確保することができます。また自分の生活スタイルに合ったスケジュールを組む事も可能です。在宅透析にはメリットもデメリットもありますが、今後当院でも導入していけるように検討中です。

  • 症状のレスレスレッグ症候群などの症状が強い患者さんには40L~50Lの大量置換HDFを行います。また、現在症状のない患者さんにも今後合併症リスクを減らす目的で少量置換のHDFを施行しています。また、心疾患、脳血管疾患を合併している患者様、悪性腫瘍の治療を行っている患者様などにも対応しております。

血管治療について

血管治療について

当院では、常勤している循環器専門医・腎臓内科専門医によって、全て院内で血管治療を完結することが可能です。患者さんのお体の状態に合わせて適切な治療を施していきます。​

バスキュラーアクセスについて

バスキュラーアクセスについて

血液透析の際には、体外に取り出した血液を浄化し、再び体内に戻します。その際に血液を体に戻すルートとして必要になるのがバスキュラーアクセスです。

このバスキュラーアクセスには内シャント建設術や人工血管グラフト留置、動脈表在化といったさまざまな方法があります。また、上手に作製したバスキュラーアクセスでも血流が悪くなることや血管が細くなることもあり、時には完全にふさがってしまうこともあります。
以前は手術をやり直すといった対応が必要になっていましたが、最近ではカテーテルを用いて治療をする方法も普及しています。

当院では内シャント建設術、のほか、PTA(経皮的血管内拡張術)、長期留置型カテーテル挿入術といったカテーテル手術にも対応しています。共通しているのは手術を行うことですが、長期留置型カテーテル挿入術と内シャント建設術では入院の必要がありません。

お身体の状態により適切な手術を選択いたしますが、中でも最も標準的で優れた方法は内シャント建設術と呼ばれる方法。腕の動脈と静脈を継ぎ合わせることにより、腕の表在静脈に多くの血液を流すことができるため、透析の度に針を刺してバスキュラーアクセスとして使用できるのが大きなメリットです。

治療内容について​

血管治療の流れ

血管治療では、まずシャントの音を聞き、狭窄音がした場合にはドクターに報告。ドクターの指示により必要に応じてエコー検査を実施します。検査技師は結果をフィードバック。シャントを広げる、または作り直すなど治療の方向性を決定していきます。

フットケアについて

今、透析患者さんの足病が注目されています。足の傷は靴擦れや乾燥によるひび割れ、胼胝やウオノメなどが原因ででき、傷から潰瘍へ、潰瘍から壊死と広がり、足の切断に至ることもある大変怖いものです。

そこで当院ではフットケアチームが定期的に足の観察と爪切りや胼胝・ウオノメなどの手入れ(フットケア)を行っています。当院が作成したオリジナルのリスク分類はフットケアの分野でも評価されており、他施設のモデルにもなっています。このリスク分類に添って足病の予防と異常の早期発見を行っています。また、傷ができた場合には傷の処置について経験が豊富な院長を中心に院内で対応しています。

専門的治療が必要になった場合は東邦大学医療センター大橋病院循環器内科や杏林大学医学部附属病院形成外科と連携をとっています。

特殊血液浄化

1)アフェレーシス療法

①二重濾過除去療法
当院では、下肢血流障害から起きる難治性の傷に対して二重濾過のLDL除去療法を行いLDL•フィブリノーゲン•IgG•A•Mの除去をして血液の流れやすくさせる治療をしています。特に下肢の血管を拡張術後には血漿交換を行うことで血液の流れを維持することができると考えています。また、二重濾過法を使用して、慢性関節リウマチやSLEなどの免疫疾患の患者さんの治療も行うことが可能です。

②免疫吸着療法
血漿分離を行い分離された血漿を選択的カラムに通し、病気の原因物質を選択的に吸着して除去します。(慢性関節リウマチ•SLEなど)

2)その他の浄化法

①エンドトキシン吸着
身体の血液中にグラム陰性の細菌が入り込み敗血症となった場合に、直接血液を吸着カラムに通して菌が産生する毒素を除去します。

②血液吸着(β2MG .肝不全物質除去など)
血液を直接にそれぞれ除去したい物質を専用のカラムに通すことで、アミロイドの原因となる大きさのタンパクやタンパクに付着して除去できない毒素を選択的にカラム内の物質に結合させて取り除きます。

③白血球除去療法
重症な潰瘍性大腸炎で薬の効果だけでは症状が良くならない場合、活性化された白血球の除去を行い悪化させないことが必要です。この療法では、活性化された白血球を除去します。

④腹水ろ過濃縮再静注法
肝硬変などでお腹に腹水が貯留した場合、腹水から必要なものだけ選択的に処理して体内に戻します。

バスキュラーアクセス

血液透析の際には体外に取り出した血液を浄化し再び体内に戻します。その際に血液を体に戻すルートとして必要になるのがバスキュラーアクセスです。その種類として内シャント、人工血管(グラフト)、動脈表在化、長期留置カテーテル等があります。患者さんの体の状態により最も適した方法で作成されます。

透析治療におけるフットケア

透析患者さんの足病変が注目されています。足の傷は靴擦れや乾燥によるひび割れ、ベンチやウオノメなどが原因ででき、傷から潰瘍へ、潰瘍から壊死へと広がり足の切断に至ることもある大変怖いものです。
当院ではフットケアチームが定期的に足の観察と爪切りや胼胝•ウオノメなどの手入れをおこなってます。当院が作成したオリジナルリスク分類はフットケアの分野でも評価されており、他施設のモデルにもなってます。

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患者さん一人一人密にコミュニケーションをとり、細やかなケアを行います。

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