医療従事者の方へ

フットケア・創傷ケアについて

当院は1985年から人工透析を行っております。30年以上の経験と実績、高い技術に裏打ちされた治療を行っている医院です。状況に応じて往診対応も行っているほか、在宅の看取りも含めた対応も考慮いたします。外来導入から往診、看取りまで一貫して院内対応でお受けできるのが当院の大きな特徴です。安心してご依頼ください。また、専門のソーシャルワーカーがさまざまな医療コーディネートを行っています。主な特徴は以下の通りです。

  • 透析学会認定指導医、専門医が診療にあたり、高度な医療を提供しております。
  • 特殊透析やフットケア、シャントもお引き受けし、全て院内で治療を完結いたします。
  • 患者さんの送迎システムも完備しています。
  • CTや内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)など内科的な検査に全て対応、検査が充実しています。
  • 腹膜透析(CAPD:Continuous Ambulatory Peritoneal Dialysis)も行っております

外来での透析導入について

腎障害が進行して外来での透析導入や慢性期の管理を専門の常勤医師、看護師、臨床工学技士、栄養士で連携して行っております。
透析導入後も同様の医師はじめスタッフにて治療を継続します。
初診の患者さんはもちろんのこと、ご紹介患者さんや近隣で、すでに大学病院などの診断・治療を受けている方などお気軽に受診してください。

在宅との連携

当院では、通院で外来診察をお受けになれない患者さんのために、定期的にご自宅あるいは療養施設に医師が訪問し、安心して自宅療養ができるようにするための訪問診療サービスを行っています。
人工透析が必要な患者さんも在宅との連携により、院内で一環して対応することが可能です。

送迎について

安全で安心な通院送迎サービス

当院では合併症をお持ちの方や高齢の方にも、豊富な経験と高い技術で安全で適切な治療を受けていただくために、長期に渡る透析患者さんの通院を支えるために、透析通院送迎サービスを整えています。
いつでも気軽にご相談してください。当院のソーシャルワーカーがご案内します。

当院の送迎車について

当院の送迎車は東京都公安委員会より‘通行禁止除外指定車’標章の交付を受けております。患者さまのご自宅付近でスクールゾーン規制がされていてもお迎えに行くことができます。
また大震災・大災害が発生し、車両の通行が規制されても、緊急通行車両に準じた通行が出来ます。

通院送迎サービス

フットケア・創傷ケアについて

医療従事者の方へ

当院ではフットケア・創傷ケアに関して、長年の実績があります。
2009年からは透析患者さんのフットケアを開始。看護師の定期観察に加え、ABIやSPPの測定を行います。血流障害が疑われる場合は連携医療機関である東邦大学医療センター大橋病院で下肢動脈血流エコー行い、血流評価を実施しています。

創傷治療では持続陰圧療法を積極的に取り入れ、在宅下での治療を目指し、フットケアとともに患者さんのQOL維持を図っております。外科的血行再建や切断に関しても江戸川病院・杏林大学医学部付属病院と連携を図り、専門的な治療を行います。

また、当院では2016年4月からの透析患者さんの下肢動脈疾患重症化予防加算の施設基準を満たしており、下肢血行再建後にはLDLアフェレーシスを併用した治療を行っております。

専門的治療が必要になった場合は東邦大学医療センター大橋病院循環器内科や杏林大学医学部附属病院形成外科と連携をとっています。

医療従事者の方へ

当院はフットケア・創傷ケアに関して、長年の実績があります。
透析患者さんは足の病気を合併しやすく、発症すると治療が長引いたり、悪化した場合には足の切断を余儀なくされることもあります。

そのため当院では何よりも予防が重要と考え、2009年から透析患者さんに対して定期的なフットケアをおこなっております。看護師の定期観察に加え、ABI注1、SPP注2や下肢動脈エコーなど必要に応じて検査をおこないます。

傷ができ、定期的な処置を要する際は、透析で来院した時に処置することができます。
傷の重症度によって他の医療機関や訪問看護師との連携をしていきます。
カテーテル治療など専門的治療が必要になった場合は、適切な医療機関と連携して診療にあたります。

また、当院では2016年4月からの透析患者さんの下肢動脈疾患重症化予防加算の施設基準を満たしており、下肢血行再建後にLDLアフェレーシス(レオカーナ®︎など)を併用した治療にも対応しております。

注1 手足に血圧計を巻いて血圧の比較、脈波により血管の詰まり、硬さなどをみる検査です。
注2 足の皮膚の血流を測る検査です。ABIと比べ、より末梢の血流を評価することに適した検査です。

バスキュラーアクセスについて

当院では専門医が下記のバスキュラーアクセス関連の治療・検査を行っております。対象患者さんがおられる場合はお気軽にご相談ください。

治療内容 手術日
内シャント造設術 随時 ※入院の必要なし
PTA(経皮的血管内拡張術) 月・火・木・金 13時〜
長期留置型カテーテル挿入術 随時 ※入院の必要なし
シャントエコー 随時

バスキュラーアクセス関連の治療・検査について詳細はお問い合わせください。

特殊血液浄化療法

LDLアフェレーシス

下肢血流障害から起きる難治性の傷に対して、二重濾過血漿交換療法(DFPP)を用いてLDLや高分子量物質を除去し血流を良くする治療をしています。

「旭化成メディカルホームページより引用」

腹水濾過濃縮再静注法(CART)

肝硬変などでお腹にたまった腹水を抜き、ためた腹水を濾過濃縮して必要なものだけ選択的に体内に戻します。

「旭化成メディカルホームページより引用」

白血球除去療法

重症な潰瘍性大腸炎で薬の効果だけでは症状が良くならない場合、活性化された白血球の除去を行い悪化させないことが必要です。この療法では、活性化された白血球を除去します。

免疫吸着療法(慢性関節リウマチ、SLEなど)

血漿分離を行い分離された血漿を選択的カラムに通し、病気の原因物質を選択的に吸着して除去します。

血液吸着(β2-MGなど)

血液を直接にそれぞれ除去したい物質を専用のカラムに通すことで、アミロイドの原因となる大きさのタンパクやタンパクに付着して除去できない毒素を選択的にカラム内の物質に結合させて除去します。

腹膜透析

腹膜透析とはお腹の中に透析液を入れて腹膜を利用して血液をきれいにする血液浄化療法です。
ご自身または家族の方によるバック交換が1日に数回あります。
当院では腎臓内科専門医が管理します。
また、訪問診療も行っており安心して自宅で腹膜透析を行うことが出来ます。
癌の末期を含めて終末期の PD ラストにも対応しております。

在宅透析

在宅血液透析とは透析機器を自宅に設置し医師の管理及び、医療スタッフの指導のもと患者さん自身で血液透析を行う療法です。
メリットとして透析回数や時間に制約がないため十分な透析量を確保することができます。
また、自分の生活スタイルに合ったスケジュールを組む事も可能です。
当院で研修および管理を行っております。

当院の透析治療の特徴

当院の透析治療の特徴

  • 透析医療の長期化、高齢化に伴い、各種合併症も増加しています。患者さんの精神的なバックアップも含め、総合的な医療が必要となってきているのが透析治療の現場です。
    当透析では、透析指導医、専門医が治療にあたっており医師、看護師、臨床工学士、臨床検査技師、栄養士、薬剤師、メディカルソーシャルワーカーなど専門家集団によりチーム医療を展開し、安心できる治療を提供しています。また、透析治療中の苦痛を和らげ、安心して治療していただくこと、この2つをスタッフ一同心がけています。

お気軽に
お問い合わせください

患者さん一人一人密にコミュニケーションをとり、細やかなケアを行います。

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